交通新聞社発行「ジパング倶楽部」2015年6月号で愛媛県に取材に行って行きました。

訪れたのは、愛媛県の宇和島の北に位置する卯之町と八幡浜。

古くからある建築物をスケッチしてきました。

江戸時代には宇和島藩の在郷町として発展し、宇和島街道の宿駅として賑わっていたそうです。

国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されている街並みは、趣ある建築物がたくさんあり、散歩しているのが本当に楽しかったです。

商家だった「末光家住宅」や、欧米の影響を受けた擬洋風建築の「開明学校」、江戸時代から続く「元見屋酒店」など、見応え十分です。

出世できないことを「うだつが上がらない」と言いますが、この言葉の元になった「うだつ」という防火壁が見られるのもここ卯之町です。火事が多かった時代に、火が燃え移るのを防ぐための「うだつ」を建てるにはそれなりに財力が必要だったことから、「うだつを建てられる家」つまり裕福、というのが語源のようです。うーん、知らなかった!

 

うだつ

 

 

街並みの中には他にも、ベンガラの朱色が目立つ建物があり、気になって近所の方に聞いてみるとかつて料亭だった長屋だそう。大正時代からあるその建物は「喫茶 春名」として営業していたようですが、今では廃業したのか人気がないのが残念。

 

 

喫茶春名

 

 

…と思っていたら、この建物をクラウドファンディングで資金を集めて、カフェとして再利用しようとなさっているご夫婦がいるのを発見!(2016年7月現在)

 

喫茶春名

 

現在どうなっているのかわかりませんが、目標資金が集まったようなので地元活性型古民家カフェになっていることを願います。

 

取材後に道後温泉に入って道後麦酒館でビールを飲むのがこれまた楽しかったです。愛媛は海の幸も山の幸も豊富にあり、3日ほどの滞在でしたが「ここで暮らしたい!」と思わせるものがありますね。